大阪雅-miyabi-美容外科ブログ

美容整形の情報はもちろん、医師やスタッフからの豆知識や日常についても紹介していきます♪

院長の川端です

日々の診療や生活などをお伝えし、敷居が高く見える美容医療を少しでも身近に感じて頂けるようにスタートしたこのブログ、いきなり趣旨に反して堅苦しい内容になりそうです。

多分スタッフに怒られますが、最初なので自分のポリシーの一つをお話しできればと。

  

自分は美容外科医として常に「手術をさせて頂いている」意識を持つようにしています。

 

手術、とりわけ美容医療には完成はありません。もちろん、自分の技術には自信があります。開業以前に自分が勤務医として勤めていたどんなクリニックより満足度が高い治療を提供できている自負と手応えはあります。しかしそれでも、もし自分が手術を受けるなら、三年前の自分より今の自分を執刀医に選びます。

 

開業以前まで自分の仕事は、カウンセリングして手術を行い、アフターフォローをする事だと思っていました。実際周りのほとんどの美容外科医も同様であり、その日の診療を必死で行い、帰ってビールを飲み、また翌日同じことを繰り返す。確かに年月を重ねればそれなりに変化もありますが、そこで得られるものはただの「慣れ」です。

 

しかし、実はそういった一連のものはまだ仕事の半分に過ぎません。

 

言うまでもなく人体はそれぞれ大きく異なっており、全てに当てはまる最適な方法が一つ決まっているわけではありません。手術させて頂いている意識、勉強させて頂いている意識を持つ事で、適当に流して作業を行っているだけでは決して見えてこない、多くの事に気づかされます。それをまとめ、復習し必ず今後に生かす事、そして学会や勉強会で同じ診療をしている医師に伝え、美容外科治療の進歩に役立てることが我々の義務ではないでしょうか。通常業務の後に、もう一度自分の診療と向き合うことは、なかなかに大変な時もありますが、必ず役にたちます。