大阪雅-miyabi-美容外科ブログ

美容整形の情報はもちろん、医師やスタッフからの豆知識や日常についても紹介していきます♪

脂肪吸引の安全について

美容外科の手術は、決して無理に受ける必要があるものではありません。
病気を治すために受ける手術ではなく、今より美しくなることが目的であり、だからこそ美容医療で健康を害するような事はあってはいけません。何よりも大事なのは「安全」だと私たちは考えています。

脂肪吸引美容外科を代表する施術の一つですが、
最近では脂肪吸引事故についての報道を目にする機会が多くなってきています。

美容外科では年間1500部位以上の脂肪吸引の症例実績がありますが、開院以来医療事故は0です。(※)
そこで、当院の安全への取り組みと、脂肪吸引事故が起きる原因を合わせてご紹介させて頂きます。

 ※当院で行った手術に起因する救急搬送は、術中、術後に関わらず一切ありません。

1.脂肪吸引事故の原因

美容医療において、事故は大きく分けて2つの原因によって起こる可能性あります。それは「技術的なもの」と「麻酔によるもの」です。

まず、脂肪吸引事故の原因の大半は、安易な多店舗展開や利益第一主義による医療の質の低下かと思われます。
もちろん、医療に関して絶対に安全と言い切れるものはありませんが、万が一の事故を防ぐために最大限に対策を行うことは可能です。

2.技術的な安全への取り組み

ここで当院の技術に対する取り組みを紹介させて頂きます。

(1)豊富な臨床経験
当院は脂肪吸引では年間1500部位以上の症例実績を誇っています。各手術もその分野に習熟した医師のみが担当します。美容外科の世界では、ほとんど経験がないまま院長として診療を行っているクリニックも多く、やはりそういったクリニックで事故が起こりやすくなっています。経験の少ない名医などいません。

(2)より新しい機器の使用
当院では、ベイザーやコンデンスリッチ、ピコレーザーなど、その分野で新しい機器を積極的に取り入れています。従来以上の効果を期待できるのはもちろん、体への負担も極力抑えることが可能です。

(3)正確な適応判断
必要ない手術、無理な手術は行いません。診療に携わる全ての医師は安全を念頭においた上で結果が見込める場合にのみ、無理のない範囲で手術を行います。そのための手間は惜しみません。

(4)積極的な学会参加
日進月歩の世界では常に新しい情報を取り入れる必要があります。当院の医師は全員正規学会員であり、積極的に学会にも参加し、安全な医療を提供できるように努めています。

(5)看護師の教育と講義
実際の手術に関わるのは医師だけではありません。事故の予防、緊急の場合の対処など、安心して手術を行うには看護師の技術、知識、意識も重要な要素の一つになっています。当院では麻酔や救急の専門の医師を講師に迎え、定期的に勉強会を行っています。

3.医療事故と麻酔管理の関係

次に脂肪吸引手術において、麻酔による医療事故についてご説明させて頂きます。

一般的に美容外科での脂肪吸引手術は、一人の医師が執刀しながら麻酔管理も行うことが大半です。脂肪吸引手術は高度な技術と集中力が必要な手術です。そのような手術において、麻酔管理を並行しながら長時間の手術を行うことは、常識的に考えても困難です。
残念な事ですが、脂肪吸引における麻酔事故の報道も見かけます。そういった事故は手術を行う執刀医が並行して麻酔管理も行っている場合がほとんどです。手術範囲が狭く短時間での終了が見込める場合であれば安全に可能ですが、広範囲の場合は当然リスクが大きくなり、手術自体も不完全になる可能性があります。

美容外科では、そのような状況にならないよう専門の麻酔科医を配置しており、持病や体型的な要因で麻酔のリスクが少しでもある時や、広範囲の脂肪吸引を行う場合は、必ず専門の麻酔科医の管理下で手術を行っています。これは当院の安全対策におけるもっとも大きな特徴と言えます。

4.医療事故を起こさないための安全管理教育

医療事故は絶対に起こしてはなりません。手術を実際に行うのはもちろんドクターですが、心から安心して手術を受けて頂くため、スタッフの安全に対する意識の向上も重要です。

5.救急用の設備

医療事故が起こさないことは当然ですが、重大な医療事故とならないための設備も整えることも重要と言えます。
美容外科では、AED、クイックトラック(気管切開用)、各種エアーウェイ、気管チューブ、吸引器などといった設備を整え、定期的にスタッフで勉強会を開き、これらの設備をいつでも慌てずに使用できるようにトレーニングを行っています。

 

 万が一にでも医療事故は起こさないようにした上で、本来の目的である脂肪吸引で最大限の効果を得られるよう、万全の体制で安全管理を行っています。